バックナンバー ー 前委員長のメッセージ

 MESSAGE
  

◆ 2022年度 ◆

 百数十年前にトーマス・エジソンが電気事業を始め、一般の人が電球を使えるようになってから、これまでに人類が経験したことのない速さであらゆるものが進化してきました。今では、電気は水や空気と同じくらいに欠かせない存在となり、「世界は電気でできている」と言っても過言ではない社会になっています。

 近年、「持続可能性」というキーワードが注目され、重要視されるようになってきました。エネルギー分野においても、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みが産学官それぞれにおいて進められています。今後、電気はますます社会や生活にとってなくてはならないものになっていくはずです。そして、それに伴い、専門家だけでなく、一般の方々の理解と共感を得ることがより重要になってくると思います。また、次代を担う子供たちに電気への興味を持ってもらうことも大切だと考えています。

 電気学会は、電気のことを世の中の多くの皆さまにも広く知って頂き、電気に親しみを感じてもらいたいとの思いで、2020年2月に、社会連携委員会を設立しました。
 そのワーキング活動を通して、冊子や教育動画の配信、電気の実験教材の提供、地域での教養講座や理科教室のお手伝いなどを積極的に行っています。
 電気に関わる様々な立場の方々が集う場であるワーキング活動には、学会員のみならず社会の皆さまにも自由に参画頂けます。メンバーと情報を共にし、アイデアを出し実践する場として活用して頂きながら、一緒に電気と社会を結びつけていきましょう。

(中谷 竜二 委員長2022-2023)

 

2021年度

 百数十年前にトーマス・エジソンが電気事業を始め、一般の人が電球を使えるようになってから、これまでに人類が経験したことのない速さであらゆるものが進化してきました。今では、電気は水や空気と同じくらいに欠かせない存在となり、「世界は電気でできている」と言っても過言ではない社会になっています。
 そして、これからは、太陽光発電や風力発電など電気の作り方が変わり、スマートフォンや電気自動車など電気の使い方も大きく変わっていきます。
 多くの技術者や研究者たちがたゆまぬ努力を続けて普及させ、より便利に不自由なく使えるように進化させてきた電気のことを、世の中の多くの皆さまにも広く知って頂き、電気に親しみを感じてもらいたいとの思いで、電気学会は2020年2月に社会連携委員会を設立しました。
 そのワーキング活動を通して、冊子や教育動画の配信、電気の実験教材の提供、地域での教養講座や理科教室のお手伝いなどを積極的に行っています。
 電気に関わる様々な立場の方々が集う場であるワーキング活動には、学会員のみならず社会の皆さまにも自由に参画頂けます。メンバーと情報を共にし、アイデアを出し実践する場として活用して頂きながら、一緒に電気と社会を結びつけていきましょう。

(大森 隆宏 委員長2021-2022)

 

2020年度

 近年、豪雨・台風による風水災害や大震災など、これまでに経験したことのない規模の自然災害の脅威にも直面してきました。その中で、電気がいつでも使える日常の素晴らしさを改めて実感された方々も多いと思います。家庭でコンセントにプラグを差し込めば、当たり前に使える電気ですが、このこと自体、電気の安定的な普及に向けた、先人の弛まぬ努力の賜物なのです。
 これからも電気の役割は増えこそすれ、減ることはありません。電気とは何か? 電気はどうやって生まれ、運ばれてくるのか? モノを動かす電気の不思議な力とは? あらためて多くの皆さまに知っていただき、体感いただきたいとの思いで、電気学会では、電気知識の冊子発行や動画の配信、地域での教養講座や理科教室のお手伝いなどを行ってきました。この活動をより発展させていくことを目的に、2020年2月に電気学会は社会連携委員会を新設しました。この委員会の傘下で、幾つかのワーキングが積極的に活動しています。
 この委員会の活動に社会の皆さまにも広く参画いただき、これからの社会での電気のよりよい生かし方を学会員と協同して考え、実践する場として発展していくことを願っています。

(南 裕二 委員長2020-2021)