もっと知ろう! | |||||||||
電気の知識を深めよう小冊子シリーズについて
ここで紹介する小冊子は7分冊あって、全文をこのウェブで読むことができます。ダウンロードしてご自分のスマホ、パソコン等のデバイスに保存して利用することができます。 「eライブラリー」のページあるVol.1~Vol.1の合本をご覧ください。
この小冊子が生まれたきっかけは、2011年の東日本大震災にありました。各巻の末尾にある企画趣旨には、次のような説明があります。 『 2011 年3 月11 日に発生した東日本大震災で、多くの発電所や変電所の運転が止まり、電気が供給されなくなる事態が発生しました。日本では、電気はスイッチを入れればいつでも、どこでも、欲しいだけ使える状態が当たり前になっていましたので、市民生活にも社会活動にも大きく影響しましたが、その一方で人々の電気に対する関心が高まりました。
7分冊のそれぞれが異なるテーマを扱っていますので、「まえがき」にそれを見てみます。
もっと雷のことを知ろう
雷はきれいで迫力もありますが、まずは安全に注意です。 なお、小冊子シリーズはこのサイトのeライブラリーで読めますし、PDFをダウンロードすることもできます。 紙版の希望者は、電気学会に在庫がある限り、無料で入手できます。 電気学会 総務課にメールにて相談してみてください。
Vol.7の関連記事としては「小冊子を使おう」のページの「一歩先へ」に「東京スカイツリーと雷」の記事がありますから、これも参照することをお勧めします。この記事の書き出し部分に「・・・。もっと写真を見たかったり、自分で写真を撮りたかったら、ここを訪問してみましょう。」との記事がありますね。「ここを訪問」をクリックすると、音羽電機工業(株)の雷写真コンテストのページにたどり着きます。なお、この「一歩先へ」の雷記事の冒頭には、きれいな雷の写真が載っていますが(何種類載っているか、あなたにはお分かりですか?)、音羽電機工業の使用許諾があり、それが可能になりました。 雷写真コンテストの写真はうっとりと見とれるものばかりですが、その第13回コンテストの特別賞受賞作品は、飛行機の落雷の瞬間をとらえたものです。非常に貴重な写真ですぜひご覧ください。 電気学会誌にも雷や飛行機に関する記事がありますから、その2編を紹介しましょう。
|
電気の単位の意味と由来、由来となった人の業績
主な電気の単位の意味と由来、それに由来となった人の業績を調べてみました。詳しい内容は、「・・・の発見」などの私たちが調べたキーワードを手掛かりに調べてみてください。
単位(記号):ボルト(V)
単位の意味:電圧(電位差)
由来となった人:アレッサンドロ・ボルタ(1745-1827、イタリア)
業績:ボルタの法則の発見、電池の発明
単位(記号):アンペア(A)
単位の意味:電流
由来となった人:アンドレ=マリ・アンペール(1775-1836、フランス)
業績:アンペールの法則の発見
単位(記号):ワット(W)
単位の意味:電力
由来となった人:ジェームス・ワット(1736-1819、イギリス)
業績:蒸気機関の改良
単位(記号):ヘルツ(Hz)
単位の意味:周波数
由来となった人:ハインリヒ・ヘルツ(1857-1894、ドイツ)
業績:電磁気学の発展(電磁波放射の実証)、光電効果の発見
単位(記号):オーム(Ω)
単位の意味:電気抵抗
由来となった人:ゲオルク・オーム(1789-1854、ドイツ)
業績:オームの法則の再発見、オームの音響法則の発見
単位(記号):ウェーバ(Wb)
単位の意味:磁束
由来となった人:ヴィルヘルム・ウェーバー(1804-1891、ドイツ)
業績:ウェーバーの法則の発見、電子論の先駆的研究など
単位(記号):テスラ(T)
単位の意味:磁束密度
由来となった人:二コラ・テスラ(1856-1943、アメリカ)
業績:交流電力システムの製作、誘導電動機の発明、テスラコイルの発明、テスラタービンの発明